先日は、つるにできたむかごをたくさん収穫し、調理しておいしくいただきました。むかごを楽しんだあとは、いよいよ本体の収穫です。
4月に定植したとろろ芋(掘りやすい短形の「ねばり芋」と、太くて短い形が特徴の「姫神芋」)を掘り上げました。

ねばり芋は「短形」といっても、掘ってみると意外と深くまで伸びており、スコップで慎重に土を掘り上げる必要がありました。姫神芋のほうは太めでしっかりとした形をしており、どちらも手ごろな大きさに育ってくれました。
実際に掘ってみると、見た目や掘りやすさ、そして味わいにもそれぞれ個性がありました。

🍠品種比較:ねばり芋と姫神芋の違い
●ねばり芋(短形とろろ芋)
ねばり芋は、一般的な長芋よりも短く太い形をしています。粘りが強く水分が少なめで、すりおろすと弾力のあるとろろになります。味は濃厚で食べごたえがあり、山かけやお好み焼きのつなぎなどにも向いています。また、比較的病気に強く、収穫もしやすい品種です。
●姫神芋
姫神芋は、岩手県などで知られる短形の品種で、ねばり芋よりもさらに太く、しっかりとした形をしています。粘りは強めですが、ややなめらかで上品な風味が特徴です。すりおろすとクリーミーな口当たりで、とろろご飯や汁物にぴったりです。栽培期間はねばり芋とほぼ同じですが、やや土の中で成長する力が強く、掘り出す際は丁寧な作業が必要です。

春に植えた芋が秋にこうして立派に育ってくれると、本当にうれしいものです。