晴れた日が続き、庭や家のまわりにも夏の花が次々と咲き始めました。今回は、我が家のまわりで咲いている花の中から、リヤトリス、ノウゼンカズラ、ストケシア、ハイビスカス、そしてザクロの花をご紹介します。どれも個性豊かで、夏らしい彩りを与えてくれています。
◆ リヤトリス(ユリ科)

まっすぐに伸びた茎の先に、紫色の小花がふわふわと穂状に咲くリヤトリス。開花は下からではなく、上から順に咲いていくのが特徴的です。スッと立った姿が涼しげで、切り花にも人気があります。
多年草で、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれるのが嬉しいポイント。ミツバチやチョウにも好まれる花なので、庭の自然観察にも一役買ってくれています。
◆ ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科)

夏の代表的なつる性植物、ノウゼンカズラ。ラッパ型の鮮やかなオレンジ色の花が次々と咲いて、庭のアクセントになります。つるがどんどん伸びるので、フェンスや壁に絡ませて楽しむのが定番です。
暑さにも強く、夏の強い日差しに映えるその姿は、まさに夏の風物詩といえる花です。 実は、先日の風の強い日に1本折れて倒れてしまいました。
◆ ストケシア(キク科)

一見するとキクのようにも見えるストケシアは、紫や青、白などの涼しげな花色が特徴の多年草。花の中心から放射状に伸びる花びらが繊細で美しく、風に揺れる様子もとてもきれいです。
草丈はあまり高くなく、花壇の縁どりや鉢植えにもぴったり。比較的手間もかからず、毎年楽しめる花のひとつです。
◆ ハイビスカス(アオイ科)


南国の花としておなじみのハイビスカスも、夏の庭にぴったりの存在。大きく華やかな花びらと、中央から突き出す長い雌しべが特徴で、赤やピンク、黄色など、花色も豊富です。
暑さに強く、真夏の強い日差しの中でも元気に咲き続ける姿は、見ているだけで元気をもらえます。鉢植えでも地植えでも育てやすく、次々と花を咲かせてくれるのも魅力のひとつです。
◆ ザクロの花(ミソハギ科)


ザクロといえば秋の実が印象的ですが、夏には朱色の花が咲きます。花びらは肉厚で、まるで小さなランプのような可愛らしい形。庭の一角でひっそりと咲いていても、鮮やかな色が目を引きます。
花が咲いた後、実がなります。まだ青くて小さい実を見つけると、秋の楽しみがひとつ増えたような気がしてワクワクします。
おわりに
四季折々の花々が身近にあるのは、やはり田舎暮らしの醍醐味のひとつ。どの花もそれぞれに魅力があり、育てやすくて毎年楽しみにしています。
また季節が進んだら、秋の花や実りもご紹介したいと思います。