FarmerZen’s blog

田舎暮らし、農業奮闘中!

春を告げる庭の花たち 〜椿・寒椿・レンギョウ〜

 裏庭を歩いていたら、色とりどりの花が春の訪れを告げてくれていました。
 今回はその中から、寒椿(カンツバキ)連翹レンギョウ、そして椿(ツバキ)の3つの花をご紹介します。

 

❄️ 冬を越えて咲く「寒椿(カンツバキ)」

 鮮やかなピンク色の花びらが美しいこちらは「寒椿」。名前に「椿」とついていますが、サザンカと椿の交雑種とされ、秋から冬、そして早春まで長く咲くのが特徴です。

 花はふんわりと柔らかく、花びらが一枚ずつ散る様子は、まるでサザンカのよう。寒い季節にも彩りを与えてくれる、ありがたい存在です。

花言葉:「謙譲」「愛嬌」

 

☀️ 春の光を浴びる「連翹(レンギョウ)」

 寒椿の手前に、ぱっと目を引く黄色い花。これは「レンギョウ(連翹)」です。早春の代表的な花木のひとつで、細い枝いっぱいに小さなラッパ状の花を咲かせます。

 まだ葉が出る前に咲くため、木全体が黄色に染まっているように見えることも。寒さの中に明るさを届けてくれる、まさに「春の使者」です。

花言葉:「希望」「期待」

 

🌺 上品で力強い「椿(ツバキ)」

 最後は、ひときわ存在感を放っていた真紅の「椿(ヤブツバキ」。日本原産の常緑樹で、古くから庭木や茶花として親しまれてきました。花は開ききらず、花ごとぽとりと落ちるのが特徴です。

花言葉:「控えめな美」「誇り」

 

🍃 椿と寒椿のちがいは?

 このふたつ、どちらも「椿」の名がついていて似ていますが、次のような違いがあります。

特徴 椿(ツバキ) 寒椿(カンツバキ)
開花時期 冬~春(1〜3月) 晩秋~早春(11〜3月)
花の散り方 花ごと落ちる 花びらが一枚ずつ散る
花の形 丸く整った花姿 ややふんわりと開く
肉厚で光沢あり やや細長くサザンカに似る

おわりに

 庭に出るのが楽しみになるこの季節。こうして足元の自然に目を向けてみると、花たちがそれぞれの形で春を迎えているのがわかります。

 これからも、庭や畑で見つけた季節の風景を少しずつ綴っていけたらと思います。次回は、春野菜の芽吹きや、畑の様子もお届けできるかもしれません。