用水路で見つけたドジョウの体の様子をよく観察してみると、どうやらこのドジョウは「マドジョウ(真泥鰌)」という種類のようです。マドジョウは、日本に昔から生息している在来種で、以下のような特徴があります。
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体が細長く、うなぎのような形
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体の側面にうっすらと斑点模様がある
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尾びれや胸びれが丸く、小さめ
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全体的に地味な色合い
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水田や用水路、ため池など、農村の水辺に多く見られる
マドジョウは泥の中にもぐるのが得意で、田んぼの準備をしているときや、水を抜いたあとの水路などで見かけることがあります。
最近では、外来種の「チュウゴクドジョウ」なども日本に入ってきていて、そちらはマドジョウに比べて体が太く、模様もはっきりしているそうです。今回のドジョウは、体つきや模様から見て、マドジョウで間違いなさそうです。
身近な生き物をじっくり観察するのも、農村暮らしの楽しみのひとつですね。