今年もいちじくの剪定作業が始まりました。
例年通りの作業…といきたいところでしたが、今年の冬は思いのほか雪が多く、大雪による被害が目立ちました。
特に目についたのが、枝の折れや裂け。細い枝が折れるのはまだしも、太い枝が根元から裂けてしまっているものも多く、木のダメージはかなり大きいと感じました。


一本一本確認しながら、剪定バサミやノコギリを入れていく作業は、いつも以上に気を使います。「これは残せるか…?」「いや、裂け目が深いな」そんなふうに悩みながらの作業になりました。春からの芽吹きに向けて、少しでも木が元気を取り戻せるよう、丁寧に整えていきたいところです。


(線のところに芽がある)
被害の大きかった木の中には、今後の回復が難しそうなものもあり、正直言って残念な気持ちもあります。それでも、自然と向き合う仕事にはこうしたことがつきもの。また一から立て直していく気持ちで前を向きたいと思います。


※ 杯状仕立て