FarmerZen’s blog

田舎暮らし、農業奮闘中!

🌞雪解けが進む畑、まるで3月の陽気

 昨年とは打って変わって、今年は晴れの日が続いています。
 そのおかげで、畑に積もっていた雪もぐんぐん解け、あちこちで土が顔をのぞかせるようになってきました。

 真っ白だった景色の中に、茶色い土の色が見えてくると、それだけで春が近づいているような気持ちになります。

 このまま穏やかな天候がもう少し続く予報なので、除雪作業もぐっと減りそうです。
 日差しの力でしょうか。外に出ている方が暖かく感じられ、体だけでなく、気持ちまでほぐれていくようです。 

 まるで3月のような陽気。少し早い春を感じながら、これからの作業の準備も少しずつ進めていきたいと思います。 

🌻ひまわり油完成

🌻🧴自家栽培ひまわり油が完成しました

 昨年末に搾油を依頼していたひまわり油が、ついに完成しました。自分たちで育て、収穫したひまわりの種が、こうして食用油になると思うと、感慨深いものがあります。

 今回搾油に出したのは、約20kgのひまわりの種。そこから搾れた油は、およそ4.5kgでした。ひまわり油がいかに貴重なものかがよく分かります。

搾油用ひまわりの品種について

 国内で搾油用のひまわりとしてよく知られている品種に、「春りん蔵」があります。
含油率は約40%~50%と高く、ひまわり油向けの代表的な品種ですが、種の入手ができませんでした

 そこで育てたのが、海外では搾油用としても栽培されている「クリアスマイル」です。今回の含油率は約23%とやや低めでしたが、それでも、初めてのひまわり油作りとしては十分満足のいく結果となりました。

実際に使ってみた感想

 完成したひまわり油は、さっそく炒め物などで試食してみました。一般的なサラダ油と比べると、クセがなく、サラッとした軽い味わいで、素材の風味を邪魔しません。油の主張が強くないので、どんな料理にも合わせやすそうな印象です。

 正直なところ、天ぷら油として使うにはもったいないという気持ちの方が強く、炒め物やサラダ用として大切に使っていこうと思います。

搾油業者探しと完成本数

 ひまわりの種から搾油してもらえる業者は、近隣では見つかりませんでした。最終的には他県の搾油業者に依頼することになりましたが、事情を説明したところ、快く引き受けてくださいました。本当にありがたいことです。

今回完成した油は、

  • 450gボトル:7本

  • 140gボトル:10本

 合計17本となりました。1本1本が、手間と時間の結晶のように感じられます。

ひまわり油作りを振り返って

 以前の記事でも紹介しましたが、ひまわり油作りで特に大変だったのは、種を乾燥させて取り出し、選別する作業です。地味で根気の要る作業が続き、想像以上に手間がかかりました。

 そう考えると、市販のひまわり油が非常に高価なのも納得です。原料の量、手間、労力、時間を考えれば、決して高すぎるわけではありません。

 

 今年は、栽培時期や乾燥方法を工夫しながら、より良いひまわり油作りに挑戦していきたいと思います。


📌 搾油をお願いした会社のご紹介

株式会社デクノボンズ
所在地:〒029-0521 岩手県一関市大東町渋民字和田沢117-1
代表取締役:小野寺 伸吾(おのでら しんご)様
公式サイト: https://dekunobonz.jp/ 搾油(なたね油・ひまわり油・えごま油 など)や、農家さんからの原料を生かした加工を行っている会社です。地域の農産物を大切にしながら、自然の恵みを活かした食用油づくりに取り組んでおられます。
 今回はひまわりの種の搾油をお願いし、丁寧な工程で仕上げていただきました。


🐾雪原に残された足跡

晴れ間の畑で感じた野生の息づかい

 久しぶりに晴れ間がのぞいた朝。雪に覆われていた休耕田やイチジク畑を見回ってみると、あちこちに動物の足跡が残っていました。

 どうやらテン(ホンドテン)やキツネ、タヌキなどが歩き回っていたようです。

 畑の中を横切るように続く足跡。人の気配が少ない夜の間に、自由に行き来している様子がうかがえます。

 さらに家屋の周りでも、猫にしてはかなり大きな足跡を発見。縁の下の方まで続いており、思わず立ち止まってしまいました。

 年が明けてからも、近くで熊の目撃情報があったため、「もしかして熊の足跡では…?」と少し不安にもなります。

 今のところ断定はできませんが、冬でも油断は禁物。農作業や外回りの際は、引き続き注意していきたいと思います。

 それにしても、こんなに寒さが厳しい中でも、野生の生き物たちは懸命に生きています。雪の上に残された足跡から、自然と共に暮らしていることを、あらためて実感するひとときでした。

❄️雪国の朝は除雪から始まる

 今年も本格的な雪の季節がやってきました。雪国では、朝起きるとまず外の積雪量を確認し、そのまま除雪作業に取りかかる日が何度もあります。

 我が家の敷地まわりを除雪するだけでも、およそ2時間。さらさらした新雪なら50cmほど積もっていても比較的楽に雪を飛ばせますが、湿った重たい雪や、屋根から落ちて固まった雪となると話は別です。こうした雪は、かなり馬力のある除雪機でないと簡単には飛んでくれません。

 2時間の作業で、満タン(約4L)だった除雪機のガソリンがほぼ空になります。雪国の暮らしは、こうした余計な労力と出費がどうしてもかさんでしまいます。

 はた目には「機械でやっているから楽そう」に見えるかもしれませんが、実際はそう簡単ではありません。安全装置のレバーをずっと握り続けるだけでも、かなり握力を使います。作業が続くと、手首や腕、肘に負担がかかり、痛みが慢性化してしまいがちです。

 毎年この時期になると、落雪事故や除雪機への巻き込まれ事故のニュースも耳にします。雪は本当に油断できません。だからこそ、無理をせず、安全第一。周囲をよく確認しながら、慎重に除雪作業を進めています。

 雪国の冬は厳しいですが、怪我なく乗り切れるよう、今日もコツコツ頑張ります。

🌱芋茎(ずいき)~ 秋の仕込みを味わう

 昨年の秋に仕込んで乾燥させておいた芋茎(ずいき)。
 以前あく抜きが不十分だったせいで、含まれているシュウ酸にやられ、のどがイガイガしてしまった苦い思い出があります。

乾燥芋茎を戻すところから

 まずは、乾いた状態の芋茎を手でよく揉みます。

 揉んだ芋茎を水に浸し、二晩かけてゆっくり戻していきます。
 その間、何度か水を替えながら、時々手でもみもみ。少しずつ水を含んで、表情が変わっていくのを見るのも楽しい時間です。

何度も茹でこぼして、あく抜き

 ある程度戻ったら、いよいよ茹で作業へ。鍋にたっぷりの湯を沸かし、芋茎を入れて30分ほど茹でます。

 その後、水を替えて茹でる工程を合計3回。正直、少し手間はかかりますが、ここで手を抜くとシュウ酸がしっかり抜けてくれません。

 何度も茹でこぼすうちに、芋茎は元の乾燥状態からは想像できないほど、ふっくらと大きく膨らみました。

水気を絞って、食べやすく

 しっかり火を通したら、よく水気を絞って切りそろえます。この時点で、触った感触もずいぶんやわらかく、でも芯はしっかり。

いちばん好きな食べ方で

 今回は、私がいちばん好きなお浸しでいただくことにしました。シンプルだからこそ、芋茎そのものの味や食感がよくわかります。

 口に入れると、しゃきしゃきとした歯ごたえが本当にたまりません。何度も茹でこぼしたおかげで、気になっていたシュウ酸の刺激も感じず、安心して食べることができました。

残りは味噌汁に

 すべては食べきらず、残った芋茎は後日、味噌汁の具にする予定です。これもまた、楽しみのひとつ。

 久しぶりの芋茎。手間をかけた分、しみじみと「おいしいなあ」と感じながらいただきました。
 秋に仕込んだ保存食を、こうして味わえるのはやっぱりうれしいものです。

 

しばらくぶりの更新となりました

 今年に入って、しばらくブログの更新が止まってしまいました。
 気を張って過ごしてきた反動なのか、年明けから少し疲れが出てしまい、なかなか記事を書くところまで気持ちが向きませんでした。

 更新を楽しみにしてくださっていた読者の皆さま、申し訳ありません。また、ご心配をおかけしてしまった方がいらっしゃいましたら、すみませんでした。体調は大丈夫ですので、どうぞご安心ください。

 1月はというと、ほとんどが除雪作業の日々でした。今年も何度か大雪警報が出ていますが、今のところは大きな被害もなく過ごせています。

 とはいえ、昨年は本当にひどい雪でした。キウイの棚の上に大量の雪が積もり、雄の木の棚が雪の重みで傾いてしまうということもありました。

 あの光景を思い出すと、今年はこれ以上ひどくならないでほしいと祈るばかりです。これからしばらくは、家屋はもちろんのこと、果樹への雪害がないか、注意深く見ていくことになります。
 まだ油断はできませんが、無事に冬を越えられるよう、できることを一つひとつやっていこうと思います。

 また少しずつ、ブログも更新していきますので、よろしければお付き合いください。

今年一年を振り返って 〜 感謝 〜

ブログを始めた一年

 今年の4月はてなブログでこのブログを立ち上げました。父の後を継いで農業を始めたことをきっかけに、日々の農作業の様子や感じたことを記録として残したい、そして同じように農業に興味を持つ方とつながれたら――そんな思いでスタートしました。

 正直なところ、最初は「本当に続けられるだろうか」「読んでくれる人はいるのだろうか」と不安もありました。それでも、畑仕事をしながら写真を撮り、記事を考え、更新を重ねてきました。

農業とともに過ごした日々

 今年は、じゃがいもやトウモロコシ、栗、柿、イチジク、さつまいもなど、季節ごとの作物に向き合ってきました。
 剪定や伐採、収穫、干し柿づくり、猛暑の中の草刈りなど――決して楽な作業ばかりではありませんが、多くの学びがありました。

 また、ヒマワリやコスモスなどの花畑の美しさや、収穫した作物を調理する楽しさを発信したりすることができたのも、このブログならではだったと思います。
 花に癒され、食べる喜び、その両方を実感できた一年でした。

読者の皆さまへの感謝

 何より嬉しかったのは、記事を読んでくださる方がいたこと、そしてコメントや反応をいただけたことです。アドバイスや励ましの言葉に、何度も背中を押されました。このブログを通じて誰かとつながれていると感じられたことは、大きな支えになりました。

来年に向けて

 この一年は、自分にとって大きな節目となる年でした。

 来年も、無理のないペースではありますが、農業のこと、農村での暮らし、日々感じたことを発信していきたいと思います。
 読者の皆様、本当にありがとうございました。

 良いお年をお迎えください。そして来年も、よろしくお願いいたします。