FarmerZen’s blog

田舎暮らし、農業奮闘中!

🥝キウイ収穫と白菜・キャベツの近況

 キウイを収穫しました!昨年より数が多く、しかも大きめの実がたくさん取れて、段ボール箱にいっぱいになるほど。嬉しい収穫です。今はリンゴを一緒に入れて追熟させています。やわらかくなったら食べごろ~ 楽しみです。

キウイの追熟と保存ポイント

  • 追熟方法:未熟なキウイは常温で追熟させます。リンゴやバナナと一緒に紙袋やポリ袋に入れると、これらが出すエチレンで追熟が早まります。毎日硬さをチェックして、指で軽く押して「少しへこむ」くらいになったら食べごろです。

  • 保存:食べごろ(やわらかくなった)になったら冷蔵保存すると追熟が止まり、長持ちします。完熟前の冷蔵は追熟を止めてしまうので避けましょう。

  • 補足:リンゴの品種や状態でエチレンの効果に差があると言われますが、家庭では普通のリンゴで十分効果があります。様子を見ながら毎日チェックすると安心です。

🥬白菜・キャベツの成長状況と結球の心配

白菜(左) と キャベツ(右)
  • 今回定植した苗(10月上旬)は順調に育っています。防虫ネットを隙間なく密閉したため、アオムシ等の被害が全く出ていません。

  • 結球に関する気温について

    • 白菜(ハクサイ):結球に適した日平均気温は概ね13〜15℃程度と言われます。低温(4〜5℃以上)でもゆっくり結球することはありますが、結球の進み方や葉数の確保が重要です。 

    •  キャベツ:結球の適温は約13〜20℃。高温(28℃以上)や非常に低温(2〜3℃など)では結球が鈍ることがあります。現在の夜間で10℃を下回る日が多いと、結球の進行が遅れる可能性はありますが、完全にできないわけではありません。外葉や葉数がそろっているかを見ながら管理していきます。

最後に

 今年はキウイが豊作で、追熟して食卓で楽しめるのが何より嬉しいです。一方で、白菜とキャベツは定植が少し遅めだった分、低温で結球が遅れる心配がありますが、防虫ネットでの虫害ゼロは大きな成功です。今後は霜と低温に備えつつ、葉数や結球の様子を見守っていきたいと思います。

 

🍁秋の彩りと、季節外れのひまわり

 朝晩の冷え込みが感じられるようになり、畑のまわりでも紅葉がきれいに色づいてきました。ただ、今年の夏は異常なほどの猛暑が続いたためか、葉がところどころ痛んでいるのが目立ちます。気温や日照りなど、夏の天候も秋の色づきに大きく影響するのだと実感しました。

ざる菊の見事な咲きぶり

 そんな中、今年の春に道の駅で思わず購入した「ざる菊」が、見事に咲きそろいました。ざるを逆さまにしたように丸くドーム状に花が広がる姿は、まさに“ざる菊”そのもの。どんな色になるか分からないと言われていたのですが、咲いてみると黄色と赤の花が鮮やかに混ざり合い、秋の庭を一気に華やかにしてくれました。

二度目のひまわり

 そしてもうひとつの嬉しい出来事。夏に咲いていたひまわりのこぼれ種から芽が出て、なんとこの時期に二度目の開花を迎えました。季節外れで気温も低いため、丈は短く、花も夏のものよりずっと小ぶりですが、それでも凛とした黄色がとてもきれいです。

 この時期のひまわりは、切り花にして室内に飾るととても長持ちします。外はだんだんと日が短くなり、冬の気配が近づいていますが、この小さなひまわりが部屋を明るくしてくれています。

まとめ

 自然の力は本当に不思議です。猛暑や寒暖差に影響を受けながらも、季節ごとに違った表情を見せてくれます。
 紅葉のやさしい色合い、ざる菊の華やかさ、そしてひまわりの力強さ。どれも今年ならではの風景として、心に残る秋になりました。

里芋の収穫とずいきづくり — 手間をかけて楽しむ秋の保存食 —

 今年も里芋の収穫を迎えました。栽培したのは「大野芋」「絹ひかり」です。どちらも“かしら芋”はやや小ぶりでしたが、そのぶん“小芋”がたくさんついており、手ごたえのある収穫となりました。煮物にすると、とろりとした口あたりが最高です。

芋の茎を干して保存食に

 今年は久しぶりに、里芋の茎(ずいき)も干してみました。ずいきは、表の皮を剝いてから天日に干しますが、そのままだと皮が剝きにくいので、いったん沸騰したお湯にさっと通すのがコツです。湯通しすることで皮がするっと剝けるうえ、皮を剝いても鮮やかな緑色のままなのが不思議です。

 天日でしっかり干すと、やがて薄茶色に変わり、長期保存が可能な食材になります。冬の間、味噌汁や煮物に少し加えるだけで、やさしい香りと歯ざわりを楽しむことができます。

そのまま皮を剝いたもの(左)   湯通ししてから剝いたもの(右)

灰汁抜きは忘れずに

 ただし、里芋の茎には「シュウ酸」が多く含まれており、そのまま食べると舌やのどに刺激を感じることがあります。調理の際は必ず茹でこぼしをして灰汁抜きをすることが大切です。

 市販のずいきにも、「灰汁抜き済み」と「未処理」のものがあります。以前、灰汁抜きしていないものをそのまま調理したところ、のどが痛くなったことがありました。それ以来、しっかりと下処理をしてから使うようにしています。

まとめ

 里芋は芋だけでなく、茎まで無駄なく使えるありがたい作物です。手をかけて干したずいきは、冬場の食卓に季節の香りを運んでくれます。

軒下に揺れる秋の風景 ~干し柿づくり

 今年も干し柿作りの季節がやってきました。我が家では毎年「蜂屋(はちや)柿」「西条(さいじょう)柿」を使って干し柿を作ります。どちらも渋柿ですが、寒風にさらしてゆっくりと乾かすことで甘みが凝縮し、格別の味わいになります。

🍂使用する柿と特徴

  • 蜂屋柿(はちやがき) … 縦長で大ぶりな柿。干しても縮みにくく、食べ応えのある仕上がり。

  • 西条柿(さいじょうがき) … やや小ぶりで柔らかく、上品な甘さが特徴。とろりとした食感になる。

🌞干し柿づくりの工程

① 枝の処理(T字型に整える)

 収穫時には、柿のへたについている軸枝をT字型になるように枝を残して切ります。
このT字部分が吊るす際の支えになるため、とても大切な工程です。枝の付き方によってはT字にできないものもあるので、その柿は収穫せず木に残します。

② へた周りと全体の皮むき

 T字型に処理した柿は、まずへたの周囲の皮を包丁で丁寧にむきます。その後、柿全体の皮を剥いていきます。
 今年は作業効率を上げるために柿の皮むき機を導入しました。皮むき機のドリル部分の先端には3本の針がついていて、そこに柿を刺して固定します。スイッチを入れると柿が回転し、ピーラーを当てて皮を剥く仕組みです。慣れてくると驚くほどスムーズに作業が進み、見た目もきれいに仕上がりました。

③ 吊るす準備(縄に柿を固定)

 皮を剥いた柿は、干し柿用のロープの縄目にT字の枝を通して固定します。柿の大きさにもよりますが、1本の柿縄に8〜10個の柿を括りつけるのが目安です。

④ 熱湯消毒

 皮を剥いた直後の柿をそのまま干してしまうと、カビが生えることがあります。そこで、干す前に沸騰したお湯に10秒ほど浸して表面の雑菌を殺します。このひと手間で、きれいに乾燥して甘みの乗った干し柿になります。

⑤ 軒下で自然乾燥

 湯通しした柿は、水気をきってから日当たりと風通しのよい軒先に吊るします。日中の太陽と夜の冷気を受けながら、少しずつ水分が抜け、しわが寄っていくのを見るのが秋の楽しみです。柿を収穫してから干すまでの作業は、おおよそ1週間ほど繰り返し行います。

☀️秋の風景とともに

 こうして吊るされた柿が風に揺れる光景は、まさに秋の風物詩。毎日少しずつ変化していく柿の色や形を眺めながら、冬の訪れを感じます。
 手間をかけて育て、丁寧に干し上げた柿が、やがて甘く熟していくのが今から楽しみです。

🌱玉ねぎ苗の定植 — 初めての玉ねぎ栽培に挑戦!

 この秋、初めて玉ねぎの栽培に挑戦しました。植えたのは中生の「アトン」と晩生の「ケルたま」「もみじ3号」、そして中晩生の「ネオアース」です。
 最初に「アトン」「ケルたま」「もみじ3号」をそれぞれ40本ずつ定植し、その後にネオアースを250本植え付けました。
 ずらりと並ぶ苗を眺めながら、「うまく育ってくれるかな」と不安と期待が入り混じった気持ちです。

🧅定植した品種と特徴

品種名 収穫時期の目安 特徴 貯蔵性 備考
アトン(中生) 5月下旬〜6月上旬 病気に強く、形がそろいやすい。やや早めに収穫できる。 中程度 サラダや炒め物に向く。
ケルたま(晩生) 6月中旬〜下旬 肉厚で甘みが強く、加熱するととろけるような食感。 とても良い 加熱料理におすすめ。
もみじ3号(晩生) 6月下旬〜7月上旬 昔から人気の定番品種。育てやすく、味も安定。 良い 保存性と風味のバランスが良い。
ネオアース(中晩生) 6月上旬〜中旬 全国で人気の長期貯蔵型。病気に強く育てやすい。 非常に良い 長期間保存がきく万能タイプ。

🐛ネキリムシの被害と対策

 定植後、数本の苗が途中で切られて倒れてしまう被害がありました。どうやら「ネキリムシ(ヨトウムシ)」の仕業のようです。すぐにネキリムシ駆除剤を土壌の表面に散布したところ、その後の被害は止まりました。今のところ順調に根付いているようで、少し安心しています。

🍳家庭での玉ねぎ消費と期待

 我が家では普段から玉ねぎをよく使います。味噌汁、カレー、ハンバーグのソースなど、どんな料理にも欠かせません。市販の玉ねぎを買うたびに「自分で育てられたら」と思っていたので、今回の挑戦は念願でもあります。
 無事に収穫を迎えられ、自家製の玉ねぎで料理ができることを祈っています。

 

熊の出没が相次ぐ中で──農作業中の熊対策を考える

 近年、全国的に熊の出没が増えており、住宅地においてもその影響が深刻になってきました。私の住む地域でも、近所で熊の目撃情報が相次いでおり、農作業をしていてもどこか落ち着かない気持ちになります。山間部だけでなく、集落のすぐそばまで降りてくることもあるようで、まさに「身近な脅威」となっています。

電柵による害獣対策と熊への効果

 畑には、イノシシやハクビシン、シカなどの害獣が入らないよう電柵を設置しています。
 電柵とは、電気が流れるワイヤーを張り巡らせ、動物が触れると軽い電気ショックを与えることで侵入を防ぐ仕組みのものです。

 熊にも多少の効果はあると聞きますが、空腹で食べ物を求める熊の場合、強引に突破する可能性もあります。特に秋口は食料が少なく、熊の行動範囲も広がるため注意が必要です。電柵はあくまで「第一の防衛線」。それだけで完全に安心できるわけではありません。

熊スプレーの携行

 最終手段として、熊スプレーを常に携行しています。熊スプレーは、熊が襲いかかってきたときに噴射することで、強力な刺激成分によって熊の動きを止める防御用具です。

 少し値は張りましたが、日本製で噴射時間が長く、信頼できそうなものを選びました。普段は百円ショップで購入したミニ水筒ケースに入れ、カラビナで腰に付けて持ち歩いています。すぐに取り出せるようにしておくのが大切です。

火薬銃と鳴き声スピーカー

 また、どうしても山林に近い場所で作業をする時のために、百円ショップで見つけた「火薬銃」も用意しました。最近はどのお店でも品薄状態でしたが、ようやく8連発のものを手に入れることができました。
 試しに撃ってみたところ、小学校の運動会で使うピストルのような大きな音が鳴り響き、威嚇効果は十分にありそうです。

 さらに、「猟犬が吠える音」を再生できるスピーカーも購入しました。これはモバイルバッテリーに接続して使うタイプで、想像以上に大きな音が出ます。
 熊鈴よりもはるかに効果的だと感じています。夏場に空調服のファンを回すために使っていたバッテリーをそのまま活用できるので、携帯も簡単です。

熊との距離が近づく今

 最近では、報道で「犬を襲う熊」の事例も耳にします。人里に降りてくる熊の増加は、単に自然界の問題にとどまらず、人間の生活にも大きな影響を及ぼしています。

 子どもの頃は、きのこ採りや山菜採りを楽しみに山を歩き回っていましたが、今では農作業どころか散歩すら気を抜けません。
 熊対策は、もう一部の地域だけの問題ではなく、日本全国で考えるべき課題になっています。行政にもスピード感を持った対応をお願いしたいところです。私たち一人ひとりもできる範囲で備えを整え、身を守る意識を高める必要があると感じています。

 

🌼澄んだ秋空の下で~コスモス畑と柿の色づき

 秋晴れの空の下、コスモス畑が一面に咲き誇っています。これまでも何度かコスモスの様子を紹介してきましたが、今回は特に太陽の光を背にした姿がとても美しく、思わずカメラを向けました。青空に向かって咲くピンクや白の花びらが風に揺れ、秋の爽やかな空気とともに農作業の疲れを癒してくれます。

 そして、畑の一角では干し柿用の柿が色付き始めました。品種は「蜂屋(はちや)柿」で、渋柿として知られています。この柿はそのままでは渋くて食べられませんが、皮をむいて吊るし、じっくりと乾燥させることで甘くやわらかい干し柿になります。
 日ごとに色が深まり、オレンジ色の実が枝いっぱいに下がる光景は、まさに秋の風物詩です。

 コスモスの鮮やかな花と、柿のあたたかな色合い。どちらも秋を代表する風景であり、自然の美しさを感じる瞬間でした。写真を撮りながら、秋の澄んだ空気と太陽の光のありがたさを改めて感じました。

 秋の畑は、花も実もそれぞれの色で季節を彩ってくれます。もうすぐ柿の収穫が始まり、干し柿作りの季節になります。秋晴れの日が続くことを願いながら、これからの作業も楽しみにしています。