FarmerZen’s blog

田舎暮らし、農業奮闘中!

🥔むかごの素朴な味わい

 今年は長芋を栽培しているのですが、その副産物として「むかご」を収穫することができました。

 むかごは、長芋や自然薯のつるの途中にできる小さな球状の芽(肉芽)のことで、地面の下にできる芋とは違い、茎の途中にポツポツと実るのが特徴です。

 子どもの頃、蒸かしたり炒ったりして食べたことを懐かしく思い出しました。甘いわけではなく、特別においしいというわけでもないのですが、あの素朴な味わいがなんとも言えません。

 さて、今年はどうやって食べようかと考えたのですが── シンプルにガーリックバター醤油味でいただくことにしました。

 まず、むかごを電子レンジで軽く加熱して火を通し、

 次にフライパンでバターを溶かしてにんにくを炒め、

 香りが立ったところにむかごを投入。
 最後に醤油を少し垂らして全体に絡めます。

 これだけの簡単調理ですが、お酒のあてにぴったりの一品になりました。ほくほくとした食感とバター醤油の香ばしさが相性抜群で、とても美味しくいただきました。

 久しぶりにむかごを口にして、ほっとするような気持ちになりました。

 本命の長芋の収穫も、今からとても楽しみです。

キャベツと白菜の近況

 7月に植えたキャベツは今がちょうど食べごろを迎えています。
 ただ、防虫ネットと畝の間に少し隙間があったようで、モンシロチョウが入り込み、卵を産み付けられ、その後アオムシに葉をかなり食べられてしまいました。

 その反省を生かして、2回目の定植では防虫ネットをしっかりと密閉。おかげで、今のところキャベツも白菜も順調に育っています。

白菜(左)とキャベツ(右)

 小さな気配りと注意、観察の積み重ねですが、こうして成果が見えると本当に嬉しいものです。

 

秋の畑で見つけたヒトリガと癒しのコスモス

 イチジクの収穫をしていたときのことです。ふと葉の上に見慣れない模様の生き物がいるのが目に入りました。羽には複雑な模様があり、思わず写真を撮りました。後で調べてみると、それは「ヒトリガ」の仲間であることが分かりました。

 撮った写真を見ると、どうやら2匹が寄り添っており、交尾しているようにも見えます。農作業の合間にも生命のつながりを感じさせられます。

🦋ヒトリガとは

 ヒトリガは「夜蛾(やが)」の仲間で、夜行性のチョウのような見た目をしています。羽に独特の模様をもつ種類が多く、成虫は夜に活動し、光に集まる性質があります。幼虫の多くは草や木の葉を食べて育ちますが、成虫になると花の蜜を吸う種類もいます。

コスモス畑が見頃を迎えました 🌼

 一方、畑の一角ではコスモスの花が満開となり、見頃を迎えています。8月に播いた種が立派に育ち、今では風に揺れるたびにピンクや白の花が一面に広がっています。農作業の合間にこの景色を眺めていると、ホッと一息つけて、疲れも癒されるようです。

 もうしばらくは、この美しいコスモス畑を眺めながら農作業ができそうです。自然の中で働く楽しさを、改めて感じる季節となりました。

🍠サツマイモ初収穫!紅はるかと紅あずまの驚きの成長

 今年初めて挑戦したサツマイモの収穫を行いました。栽培したのは「紅はるか」と「紅あずま」と「鳴門金時」の3品種です。

 まずは収穫前の畑の様子から。つるが一面を覆い尽くしていて、どこにさつまいもがあるのか分からないほど。つるの始末にかなり手こずりました。

紅はるかの収穫

 紅はるかは見事に大きく育ちました。ただ、あまりにも大きくなりすぎて、いくつかの芋は皮が割れてしまっていました。それでも鮮やかな紅色で、見た目にもおいしそう。しっとりとした甘さが特徴の品種なので、焼き芋にするのが今から楽しみです。

紅あずまの収穫

 一方の紅あずまは、さらに驚くほどの大きさでした。紅はるかよりも大きく育ち、しかも皮割れがほとんど見られません。品種による違いでしょうか。
 中には、一株に大きなさつまいもがいくつもできている“大物”もあり、マルチを突き破って顔を出すほどの勢いでした。

土質との関係

 今回の栽培地は、もともと水田だった耕作放棄地。肥えているとは言えず、さらさらした砂地でもなく、やや粘り気のある土壌です。それでもこれだけ立派なサツマイモが育ったのには驚きました。サツマイモの強さをあらためて実感しました。

収穫を終えて

 自宅だけではとても食べきれないほどの量になったので、近所や知人におすそ分けしたいと思います。


 まだ「鳴門金時」の収穫が残っており、そちらは後日改めて掘る予定です。鳴門金時は活着があまりよくなかったのですが、どんな結果になるか楽しみです。

 初めての栽培ながら、忘れられない収穫となりました。来年はもう少し土づくりにも力を入れて、よりおいしいサツマイモを目指したいと思います。

秋空に映えるザクロと、芽吹き始めた菜の花

 庭のザクロの実が大きく育ちました。背景の青空に映える赤い実がとても鮮やかで、秋の訪れを感じさせてくれます。

 今年はかなりの枝を剪定したため、実の数は少なくなりましたが、その分ひとつひとつがしっかりと実っているように感じます。
 風に揺れるザクロの実を眺めていると、手をかけた分だけ応えてくれているようで嬉しくなります。

 そして、夏に咲き誇ったひまわりの跡地では、菜の花の芽がすくすくと育っています。播種してから順調に発芽し、葉も大きく育ってきました。春には一面に黄色い花を咲かせてくれることでしょう。
 来春の光景を想像すると、今からとても楽しみです。

 

 

🌼秋風にゆれるコスモスと、小さなひまわりの芽

🌼コスモスが咲き始めました

 8月上旬に播種したコスモスが、約2か月を経てようやく花を咲かせ始めました。背丈も1mを越え、畑の一角がふんわりとしたピンクや白の彩りに包まれています。まだ咲き始めですが、日ごとに花数が増えてきており、もう少しすると一面が見頃を迎えそうです。秋を代表する花だけに、畑の雰囲気も一気に秋めいてきました。

🌻ひまわり畑からの新しい芽

 一方、8月末に緑肥として刈り取ったひまわり畑では、こぼれ落ちた種から再び芽が顔を出し始めています。小さな芽が畑一面に広がっていて、生命力の強さに驚かされます。これから季節は秋本番を迎え、朝晩も冷え込んできますが、この芽がどこまで育ち、花を咲かせることができるのか、楽しみでもあり少し心配でもあります。

おわりに

 コスモスの開花と、こぼれ種から芽吹いたひまわり。どちらも自然の力強さを感じさせてくれる存在です。季節は移り変わっていきますが、その中で植物たちは懸命に命をつないでいます。これからさらに咲き広がるコスモス畑の様子を楽しみにしながら、ひまわりの成長も見守っていきたいと思います。

 

収穫したとうもろこしでポップコーン作り!

 先日、ポップコーン用のとうもろこしを収穫してしっかり乾燥させましたが、いよいよその実を使ってポップコーン作りに挑戦してみました。

 まずは、乾燥したとうもろこしの実を取り出します。粒を取る作業には、昔から使っている金属製の道具が大活躍。これがとても便利で、固く乾燥した実も簡単に外せました。昔ながらの道具が今でもこうして役立つのはうれしいです。

ポップコーンマシンで調理

 実を外したら、いよいよポップコーン作り機の出番です。今回使ったのはネットで1,980円で購入した電動ポップコーンメーカー。油を使わずに作れるタイプなので、ヘルシーに楽しめるのが魅力です。

 少量ずつ作ってみましたが、ちゃんとポップコーンになりました!ただ、投入したうちの約10%ほどははじけずに焦げて残ってしまいました。また、本体がかなり熱くなるため、軽量カップを兼ねた上部のプラスチック製の蓋が一部溶けてしまうハプニングも…。そこで、サイズの合うマグカップを代用して使っています。

 一度にもっとたくさん作れるとさらにうれしいのですが、イエローポップとまるポップがどちらもたくさん収穫できたので、これから時々ポップコーンパーティーを楽しめそうです。

味付けいろいろ

 できあがったポップコーンには、市販のフライドポテト用の調味料をふりかけてみました。個人的にはバター醤油味が特にお気に入り。カリッとした食感と香ばしさが相性抜群でした。

 家庭で作ったポップコーンは市販のものよりも小粒ですが、素朴で、とうもろこし本来の甘みを感じられます。収穫から乾燥、調理まで手作りだからこその楽しみでもあります。

[rakuten:smile-career:10020099:detail]

完熟イチジクのオーブン焼きレシピ🍴

 収穫した完熟イチジクを使って、とてもシンプルな一品を作ってみました。砂糖や蜂蜜などの甘味料は一切使わず、イチジクが持つ甘みと香りだけを生かしたレシピです。

材料

  • 完熟イチジク … 適量(好きなだけ)

作り方

  1. イチジクの皮を剝く
     完熟したイチジクは、軸の部分から包丁を入れるとスルッと皮が剝けます。普段は皮つきで調理することが多いですが、今回は蜜をしっかり出したいので皮を剝きます。

     

  2. オーブンで焼く(1回目)
     天板にクッキングシートを敷いてイチジクを並べ、170℃のオーブンで30分焼きます。焼いている間にイチジクから蜜がたっぷり流れ出ます。

     

  3. 蜜を鍋に移し煮詰める
     天板に出てきた蜜を鍋に移し、鍋底が見えるくらいまで煮詰めます。この蜜が濃厚なソースになります。

  1. オーブンで焼く(2回目)
     イチジクを裏返し、さらに170℃で20分焼きます。表面が少し縮んで味が凝縮します。

     

  2. 蜜と絡めて完成
     焼きあがったイチジクに煮詰めた蜜を回しかけ、全体に絡めたら完成です。

     

ポイントと感想

  • 完熟イチジクだけで作るので、素材の甘さが際立ちます

  • 砂糖を使わない分、上品な甘さでくどくありません

  • つい箸が進んでしまうので、食べすぎ注意です…笑。

 冷蔵庫で保存できますが、2〜3日以内に食べきるのがおすすめです。とはいえ、我が家ではその前にすぐ無くなってしまいます。

 このイチジクのオーブン焼きをアレンジして、ヨーグルトやアイスクリームに添えたり、パンにのせたりして楽しんでみてもよいかと思います。