FarmerZen’s blog

田舎暮らし、農業奮闘中!

【農作業日誌】休耕田をトラクターで耕うん!畑再生への第一歩

 初めてのトラクター運転に挑戦!

 今回、人生初のトラクター運転に挑戦しました。最初は緊張しながらも、慎重に操作して進めていきました。

(ちなみに、このブログのトップページの画像でトラクターを運転しているのは父です。生前にもっと教えてもらえばよかった・・・😢)

ラクターで耕うんしている様子

 この場所は、昨年までは草を刈るだけの耕作放棄地。作物は一切育てておらず、雑草に覆われていた場所です。それでも、この土地をもう一度活かしたい――そんな思いでスタートしました。

一度の耕うんでは終わらない

 耕した直後の土は、まだまだゴロゴロ。一度の耕うんでは、理想的なふかふかの土にはなりません。しっかりと乾燥させ、時間をおいて何度も耕うんを繰り返すことで、
徐々にさらさらとした柔らかい土へと変えていきます。

 トラクターで耕していると、どこからともなくカラス(🐦🖤)がやってきます。実は、土の中から出てきた虫やミミズを狙っているようです。
 トラクターで掘り起こすたびに、「ごちそうが出てきた!」と言わんばかりにカラスが寄ってくるのは、なかなか面白い光景です。

 

 耕うんした後には、緑肥効果景観の両方を兼ねて「ヒマワリ」を植える予定です。


🌻ヒマワリの緑肥効果とは?

 実はヒマワリには、緑肥(りょくひ)としての役割もあります。

 緑肥とは、作物として収穫するのではなく、土壌改良を目的に育てる植物のことです。ヒマワリは根を深くまで張るので、土の中をしっかりと耕すような効果があります。

 また、生育後に土にすき込むことで、
✔️ 有機物の補給
✔️ 土壌の通気性や保水性の向上
✔️ 雑草の抑制効果
など、さまざまなメリットが期待できます。

 さらに、ヒマワリは見た目も鮮やかで、畑が一気に華やかに。育てて楽しい、見て楽しい、土も元気になる――そんな一石三鳥の作物です。

作業後は農機具の洗浄が必須!

 耕うん作業のあとは、農機具の泥掃除が必須です。今回の作業でもトラクターにたっぷり泥が付着していました。

 そこで、今年は思い切って高圧洗浄機を購入!

高圧洗浄機で一気に掃除

 思っていた以上にパワフルで、泥汚れも簡単に落とせました。これから何度も使う農機具だからこそ、日々のメンテナンスを大切にしていきたいと思います。

 

家のまわりに咲いた季節の花たち

 今日は、我が家のまわりに咲いている季節の花を4種類ご紹介します。
 畑や庭の手入れをしていると、ふと目にする花に季節の移り変わりを感じます。今年は特に色とりどりの花たちが咲いてくれて、気持ちも明るくなります。

 金平糖のような花「カルミア

 カルミアは、ツツジ科の常緑低木で、かわいらしい星形の花を咲かせます。つぼみはまるでピンクの金平糖のよう。開くと折り紙のような五角形の花びらが広がります。

 我が家では5月の終わりごろから咲き始めました。丈夫で手がかからず、毎年元気に花をつけてくれます。

📌 注意点:カルミアには毒があります
 葉や花、枝などすべての部分にグラヤノトキシンという有毒成分が含まれています。
誤って食べると嘔吐やめまいなどの症状を起こすことがあり、特に小さなお子さんやペットがいる家庭では注意が必要です。
 観賞するにはまったく問題はありませんが、剪定や手入れの際は手袋を使うのがおすすめです。

カルミア

清楚で愛らしい「マーガレット」

 「好き、嫌い……」の花占いでもおなじみですね。白い花びらに黄色の中心が、まるで笑っているかのよう。まとまって風にゆれる様子がまた優しくて、見ていると心が和みます。
 マーガレットは日当たりが良ければよく育ちますし、咲き終わった花を摘んであげればどんどん次の花が咲いてきます。

マーガレット

明るさを運ぶ「カリフォルニアポピー

 こちらは少し珍しい?かもしれません。カリフォルニアポピー、和名でハナビシソウとも呼ばれます。まるで太陽のかけらのようなオレンジ色の花が、畑の縁で元気に咲いています。

 この花、朝になると開いて夕方になると閉じるんです。まるで「おはよう」と「おやすみ」を言ってくれているみたいで、ちょっとした癒しになっています。

 暑さや乾燥に強く、ほぼ放ったらかしでも毎年こぼれ種で咲いてくれるのも嬉しいところです。

カリフォルニアポピーハナビシソウ

神秘的な「ジギタリス

 最後にご紹介するのが、背の高い花穂を立ち上げるジギタリス。別名「キツネノテブクロ」とも言い、細長い筒形の花が縦にずらりと並ぶ姿は本当に存在感があります。

 白やピンク、紫など色も豊富で、内側の斑点模様が特徴的で、おとぎ話の世界に出てきそうな雰囲気です。

 ただし、この花には毒性があるので、小さなお子さんやペットがいる方はご注意を。
昔は心臓の薬の原料にも使われたそうです。

ジギタリス

最後に

 どの花も、それぞれに個性があって、庭や畑まわりを彩ってくれています。
 農作業の合間にふと花に目をやると、疲れがふっと軽くなるような気がします。

イチジクの新芽が元気に成長中!自家製メンマもカラッカラに乾燥しました

 6月に入ってぐんぐんと気温も上がり、畑の様子も日に日に変化しています。

 今日は、剪定から2か月が経ったイチジクの様子と、自家製メンマの天日干しについてご報告です。

🍃イチジクの新芽が順調に成長中

 2か月前に剪定を行ったイチジクの木。暖かくなってからは勢いよく新芽が伸び始めました。枝の先からは小さな葉が広がり、青々とした生命力を感じます。

イチジクの様子

 この調子で育ってくれると、今年の収穫も期待できそうです。

🍜自家製メンマの天日干し:1回目が完了!

 先日から始めた自家製メンマの天日干し。1回目に漬け込んだ分が、ちょうど1週間でカラッカラに乾燥しました。

天日干しした自家製メンマ

 カッチカチ、カラッカラ・・・しっかり乾いています。これだけ乾燥していれば、このまま保存することも可能です。

 

 2回目、3回目に漬け込んだ分も、順次天日干ししていく予定です。

 すべての乾燥が終わったら、いよいよ調理の様子もご紹介しますね。完全に乾燥させたメンマをおつまみに・・・楽しみです。

 

【農作業日誌】『ウィードシェーバー』で畝間除草を効率化

スギナだらけの畝間に苦戦…

 サツマイモ畑の畝の間に、またもやスギナがびっしり…。しつこい地下茎で広がるスギナには、毎年悩まされています。

 これまでは「けずっ太郎」を使って手作業で地道に除草していましたが、さすがに広い面積になると腰にも腕にもこたえてきます。
 特に暑くなってくるこれからの季節、効率よく除草する方法を試したいと考えていました。

眠っていた「ウィードシェーバー」を再び

 そこで思い出したのが、数年前に購入してあまり使っていなかった刈払機のアタッチメント『ウィードシェーバー』です。

 エンジン式の刈払機に取り付けて使用するこの道具、実は草を“刈る”のではなく“削る”タイプ
 地面表面を削りながら、根元から雑草を除去してくれる優れものです。

草削りローター「ウィードシェーバー」(アイデック)

実際に使ってみた感想

 いざ試してみると、さすがエンジンの力強さ!トルクが太く、スギナを含む雑草をグイグイ削ってくれました。

 音は通常の刈払機として使う時よりも少し大きめになりますが、その分作業スピードは段違い。

 畝間の草を短時間で一気に片付けられるのは、かなりの時短になりました。

除草前(左)と除草後(右)の畑の様子

今後は「草が増える前に」こまめに

 スギナのようにしぶとい雑草ほど、小さいうちに除草しておくのが肝心
 今後は草が目立つ前に、こまめな除草を心がけていきたいと思います。

まとめ

  • 手作業(けずっ太郎)には限界がある

  • ウィードシェーバーはエンジンの力で効率的に削れる

  • 音は大きめだが、効果は十分

  • 雑草は「大きくなる前に」が鉄則!

【農作業日誌】キウイの剪定作業

 果樹の手入れも進めています。今回はキウイの枝の剪定を行いました。

剪定前のキウイ

 キウイはつる性で枝がよく伸びますが、枝が混み合うと日当たりや風通しが悪くなり、実付きが悪くなることがあります。
 また、意外と枝が風に弱く、長く伸びた枝は強風で根元から折れてしまうことも

それを防ぐためにも、こまめな剪定が大切です。

剪定のポイント

  • 花芽を持つ枝:その先を軽くカットし、栄養を集中させる

  • 花芽のない枝:短めに切って、全体の風通し・日当たりを確保

  • 長く伸びた枝:風で折れないよう、重心や長さを調整

剪定後のキウイ

 今後も成長に合わせて何度か剪定を行っていきます。

 野菜も果樹も、育てていると日々の観察と小さな手入れの繰り返しです。手間はかかりますが、育っていく姿を見るのはやっぱり楽しいですね。

【農作業日誌】ネギを混植してみました

  最近、「ネギを混植するとよい」という話を耳にしました。そこで、今年はナスやトマトの苗の間にネギを植えてみることにしました。
 ネギがどう作物に影響するのか?どんな効果が期待できるのか?今回は、ネギの混植について紹介してみたいと思います。

 ネギを他の野菜と一緒に植える「混植」は、昔から家庭菜園や有機農業の現場でよく行われてきた方法です。特に相性がよいとされているのが、ナスやトマトなどのナス科の野菜です。

 では、なぜネギを混植するとよいのでしょうか?

茄子とトマトの間にネギを混植

ネギの混植による主な効果

1. 害虫の忌避(きひ)効果

 ネギ類(ネギ、ニラ、ニンニクなど)は、強い香りを出す成分(アリシンなど)を持っています。この匂いがアブラムシやヨトウムシ、センチュウなどの害虫を遠ざける効果があるとされています。

2. 土壌の健康維持

 ネギの根には抗菌作用があり、土壌中の病原菌の繁殖を抑えるともいわれています。
これにより、連作障害の軽減にも役立つ可能性があります。

3. 相互補完の関係

 ナスやトマトは根が深く広がるのに対し、ネギは比較的直根性で浅く根を張ります。
根の張り方が違うことで、養分や水の取り合いが起きにくいという利点もあります。

 

 まだ植えて間もないので効果のほどはこれからですが、これからの生育の様子や、収穫の結果がどうなるか楽しみです。
 また経過をブログで報告していこうと思いますので、ぜひ見守っていただければうれしいです!

ジャガイモにテントウムシダマシの姿!

 日に日に日差しが強くなってきて、畑の作物たちもぐんぐん成長しています。

 今回は、順調に育っているじゃがいもの様子と、毎年の悩みのタネであるテントウムシダマシの発生状況について記録します。

花を咲かせたジャガイモ、でも葉の裏には… 

 今年もじゃがいもが元気に育ってくれています。花を咲かせ始めた株もちらほらと見られ、見ていて気持ちが明るくなります。

元気に育ったジャガイモ

 ですが、葉をよく見ると…… 出てきました、テントウムシダマシ。今年もやってきました。

ジャガイモの花とテントウムシダマシ

テントウムシダマシとは?

 正式名称はニジュウヤホシテントウ(28星テントウ)。一見すると普通のテントウムシのようですが、ナス科の植物の葉を食害する害虫です。

  • 姿:オレンジ色の体に黒い斑点が28個

  • 被害:成虫も幼虫も葉を食べ、光合成を妨げる

  • 被害の影響:ひどくなると株が弱り、収穫量に影響することも

 毎年ある程度は見かけるのですが、駆除しきれず放っておいてもさほど収穫に影響が出ることはありません。ただ、今年は少し多い印象なので、早めに対策していきたいところです。

 今のところは見つけ次第、手で取り除く地道な作業をしています。農薬の使用も視野に入れつつ、自然とのバランスを見て判断していく予定です。

 

 同じように畑や家庭菜園をされている方、テントウムシダマシ対策についてアドバイスがありましたら、ぜひコメントで教えていただけるとうれしいです!